Windows 2003 Server上にXOOPSの環境を作って見ようと思ったが、ネット上の情報が古い&ZendCoreを利用したものが無かったので、手順をまとめてみた。ただし、私自身がXOOPSを利用する為にやっているので、まだXOOPSを使った経験が無いです。
なんでIIS?
Linux用のハードを用意できない。
Linuxの運用・管理が難しい。
XAMPPのが簡単だが、IISで稼動しているのにApache入れるのは抵抗がある。
現在IISで稼動しているサーバーにXOOPSを入れたい。
なんでZendCore?
MicrosoftがZend社と技術提携してIIS上で実行するPHPのパフォーマンスが向上したらしい
Microsoftが絡んでいるので、サーバーに導入するのに安心。
FastCGI for IISをインストールするのはちょっと手間。
MySQLも同時に導入できる。
ZendCore2.0は無料で利用できる。
なんでXOOPS Cubeホダ塾版?
XOOPSに関する知識が無いので、文字コードがUTF-8という点で選びました。
必要なもの
Zend.comのアカウント
Windows 2003 Server
導入手順
ZendCore-2.5.0-Windows-x86.exeを実行します。
警告がでますが、無視します。
I accept …(使用許諾に同意する)を選んでNext。
Customを選んでNext
インストール先を変更する場合はここで指定。
Zend Framework、phpMyAdmin、MySQL Databaseを追加してNext
DB2 Express-Cを選択すると400MBほどダウンロードが発生するので注意。
インストール先のHttpサーバーにMicrosoft IISを選択。
表示されていない場合は、IISがインストールされていない。Windowsコンポーネントの追加でインストールしてから再度実施してください。
ZendCoreの管理ツールをどのサイトにインストールするか。既定のWebサイトで問題ないが、XOOPSをルートフォルダで運用したい場合はポート番号を変えて別のサイトを作った方がベター。
全画面で指定したサイトだけPHPが実行できるようにするか、すべてのサイトでPHPを実行可能にするか?という意味だと思う。 XOOPSと、ZendCoreの管理ツールが同一サイトである場合はInstall PHP on Leaderを選択。それ以外はInstall PHP on ALLが確実。 ※この設定をあとで変更する方法を私が知りません。
PHPを実行する拡張子。.phpのみでOK。
ZendCoreの管理者用パスワードを指定。外部へ公開するなら強固なものを。
ZendNetworkのアカウント指定。Updateに使われると思うが、詳細は不明です。 外部へ公開する場合は指定した方が良い。
プロキシーサーバーがあるならここでYes。無いならNo。
MySQLの管理ツールであphpMyAdminのユーザーIDを指定する。 rootのままでOK。
MySQLのrootユーザーのパスワードを指定。 ここで指定したパスワードと同じものを、MySQL導入後設定する必要があります。 例のごとく、外部へ公開する場合は強固なパスワードを。
Installを押す。
しばらく待つ。
さらに待つ。
MySQLのダウンロードが完了するまで待つ。約40Mb。
Typicalで問題なし。
MySQLのユーザー登録。メリットが判らないのでSkip。 ※誰か教えて。
チェックを外してFinishを押す。 設定はZendCoreのインストール完了後に実行します。
ダウンロードしたMySQLのデータを削除するか?と聞いてるはず。はいでOK。
Zend Frameworkのダウンロードが自動で開始されます。その後、インストール処理も自動で実行されるみたい。
ダウンロードしたZendFrameworkを削除するかの確認。はいでOK。
ZendCore管理ツールはhttp://localhost/ZendCore/だよと。
Finishを押す。
スタートメニュー>プログラム>MySQL>MySQL Server 5.0>MySQL Server Instance Configuration Wizard を実行した後、Next。
細かい設定についての知識を持っていないのでStandard Configurationを選択。
Install as Windows Service(サービスとしてインストール)を選択し、自動で起動するようにLaunch the …のチェックを入れる。
ZendCoreインストール時に指定した、MySQLのユーザーパスワードと同じものを入力する。
Executeを押す。
lcalhostのMySQLに接続できないエラーメッセージが表示されるがインストーラーの処理タイミングによるものみたい。Retryで処理が継続されるはず。
Finishを押す。
ZendCoreの管理ツールを表示する。画面上部のタブからMySQLを選択。
phpMyAdminをクリック
管理画面が表示されるのを確認。
XOOPS Cubeホダ塾版をダウンロード (hd_full_1_0_1b.zip) 展開した後に、htmlフォルダをC:Inetpubwwwrootにコピー。その後、htmlからxoopsにフォルダ名を変更。
http://localhost/xoops/へアクセスしてみると、内部エラーになる。
http://localhost/ZendCore/をブラウザで開き、上部のConfigurationタブを選択してから、Extensionsをクリック。 その後、mbstringがOFFになっているのをONにする。さらにSave Settingsをクリック。これで設定が保存された。 ※画面はONの状態。
次にIISの再起動。サイトの停止、開始を実行してもIISを再起動した事にならないので注意。 左の画面を参考にIISの再起動を実施する。
とりあえずインストーラー起動はできた。
今回はここまで。
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