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AS400のデメリット(1) 人材確保が難しい

執筆者の写真: KawaharaKawahara

AS400を継続して使用する事についてデメリットがあるとすると、まず人材の確保と思います。

20代前半でAS400の経験を持つ人材はまず無い。さらに現在利用している会社でも複数名で協業する体制や技術継承などがうまく行かないケースが多い。(この辺の原因はまた後日記載します。)しかもCVSやSubversionといったソース管理も無く、ただ日付順や連番が付いているソースがあるだけといった運用も結構メジャーな気がします。

オープン系の技術者視点からするとRPGやCLといった開発言語は難しくは無いのですが、オープン系と比較すると非常に読み辛く自分のスキル向上に繋がる実感が無く中々積極的に習得しようとする気持ちになりにくいと思います。私自身ががそうでした。

実際にはAS400の開発スキルは希少価値が高く、オープン系と組み合わせたら非常に再就職に強くなれるかもしれません(汗)。また、RPGやCLといった開発言語はハードウェア(AS400)が無いと習得できないというのも特徴です。

いまAS400がある会社で勤めている方は、可能な限りノウハウを吸収して理解を深めておくと将来役に立つのでは無いかと思います。また、AS400を使っている会社はソース管理や開発体制、教育体制についてあるべき姿を目指して少しずつ良くしていくと良いのではないでしょうか。特に教育に関しては社外での講習にお金を掛けるという選択肢も選べるように予算を確保しておくのは即効性があると思います。

新規でPGMを作る機会が無い!という場合はWeb化やオープン系に見せかけるミドルウェアの導入などを試してみるのも良いのではと思います。まずは、AS400で開発するのを定常業務へ組み込んでトラブル対応やいろいろを任せて行く事でRPGやCLの理解力の必要性を上げる事が重要かと思います。

 
 
 

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